北海道額縁商工業会

広報室
十勝平野で美術の収穫祭

主催者挨拶 佐渡谷 副会長

講師 永田 敦子 先生

平成14年10月十勝平野に会員が集まりステップアップ勉強会を開きました。講師にカラーコーディーネーター永田先生を迎え色の勉強を十勝川温泉「ホテル大平原」で開催いたしました。
「金の色・銀の色」と題してお話を伺いました。色彩学と言うのは学問としては1807年ヨーロッパーで生まれ日本に入って来たのは約80年前のことだそうです。
 人間は750万色の色を識別出来るそうです。また、色に名前がついているのは、日本では2000色、世界で一番多い色名を持っている国はイギリスで6000色あるそうです。部族や種族の単位のところでは反対に色数が少ない白、黒、赤の3色で表現し、その上の種族では2色加えた青、緑の5色で表すそうです。たとえばピンクは、「赤い白い」と言い、もっと薄いピンクは「赤い白い白い」と、木の実のまだ熟していない物は「青い白い」と言うそうです。
 そして本題の「金の色、銀の色」について、人間は「金か銀」どちらかに属していて、金色の人、銀色の人にわけられるそうです。そしてファッション業界ではパーソナルカラーと言い、さらに分類してイエローアンダートーン系とブルーアンダートーン系と系統別にしてイエローアンダートーンは金色によく合いブルーアンダートンは銀色に合うとのこと。このアンダートーンと言うのはたとえば赤色でイエローが入っているものはイエローアンダートーン、同じ赤でも青が入っているものはブルーアンダートンに分け、赤と紫、緑でもイエローが入っているものどうし色を重ねると違和感なく、おしゃれに受け入れられるとのこと。
額縁も金・銀を中心に作られており、接客に役立つお話でした。
参加者全員が改めて色彩の奥深さを感じ、たいへん勉強になりました。
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